ハロオタ10年目の振り返り(長文)
今年でハロオタ*1歴10年目になる。
ハロプロは私にいろんな感情をくれる存在。好きになったきっかけから現在までを、印象的な出来事と一緒に振り返ってみようと思い立った。その時々で感じたことや、どんな子を推してきたのか(基本的に推し増し)などを整理してみる。完全に自己満足な記事だけど、こんなことあったな~って一緒に振り返ってもらえたらうれしい。
読みやすさを優先して断定口調にしているけど、昔の事なので記憶があいまいなところもかなりある。
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2010年
<スマイレージ『夢見るフィフティーン』でレコ大新人賞受賞>
彼女たちがレコ大を受賞したときにリアルタイムで見ていた記憶がある。このころからハロプロが気になり始めた。
2011年
<モーニング娘。9期加入>
この年から私のハロオタ人生が始まった。そのきっかけは複合的で、1つめはスマイレージ経由でモー娘。にも興味を持ったこと。そのころのモー娘。は、久しぶりに新メンバーが入って大きな転換期を迎えたころ。『美女学』でやっていた新メンバーのドキュメンタリーを見るうちに、えりぽんのひきつった笑顔に惹かれ、彼女を推すようになった。
<℃-ute『kiss me 愛してる』発売>
2つめのきっかけは、℃-uteの『kiss me 愛してる』をYouTubeでたまたま目にしたこと。コメント欄を見て彼女たちはハロプロのアイドルであること、現在のハロプロは冬の時代であること、実力はあるのにメディア露出が少ないことなどを知った。あまのじゃくな私は、そういう背景も含めて℃-uteに興味を持つようになった。そして、調べているうちに岡井ちゃんの踊ってみたにたどり着き、どんどんハマっていく。
こうしてハロプロを好きになり、過去の曲を漁って聴く日々が始まった。そして、メンバーの顔と名前が一致するようになる。そのなかでも、プロ意識が高く、地頭の良さを感じるBerryz工房のももちに惹かれた。
<モベキマス結成&『ブスにならない哲学』発売>
モベキマスが結成され、なんかハロプロ盛り上がってきたな、と感じるようになった時期。『HEY!HEY!HEY!』にも出演し、周りの友達からも見たと言われうれしかった。このあたりで人生初めてのハロヲタ友達ができる。でも、その子とは1回だけ一緒にライブに行っただけで、それ以降は基本的に1人で参戦するようになる。オタク友達は欲しいが、何も行動しないのでできる気配はない。
<推し>
- 生田衣梨奈
- 嗣永桃子
2012年
<モーニング娘。『One・Two・Three/The 摩天楼ショー』発売>
鞘師時代の代表曲ともいえる『One・Two・Tree』が発売された。このあたりからモー娘。に勢いが出てきた気がする。EDM路線の曲には、本当に名曲が多いのでたくさんの人に聴いてほしい。
<モー娘。11期加入>
合宿オーディションでの、小田さくらちゃんが歌う『Be Alive』にもれなく感動。そして、同じく合宿に参加していた牧野真莉愛ちゃんの可愛さに目を奪われる。
<SATOYAMA movement始まる>
SATOYAMA movementはアイドルがなぜ農業?と疑問符が浮かんだが、グループの垣根を超えたユニットが見られて楽しかった。あと、メンバーにいろいろな体験をさせるという意味では、意味のあった番組だと思う。『AI・DOLプロジェクト』もそうだけど、メンバーがいろんな知識を得る場があるのはいいこと*2。というのも、ハロプロを見ているとアイドル以外の経験も大切だと感じることが多々ある(これについては下で書いている)。
2013年
<Juice=Juice結成>
以前から応援していたかりんちゃんが、やっと新グループに選ばれて安心した。彼女のことは、スキルの高さの割に、なんか幸薄くて生きづらそうなところを自分に重ねて好きになった気がする。推しの好きなところを考えると、自分のコンプレックスとか、理想とかが浮き彫りになるのがおもしろい。
インディーズデビュー曲『私が言う前に抱きしめなきゃね』は、ひなフェスで聴いた。あいなちゃんのねちっこい歌声がハロプロっぽくて好きだったからこそ、彼女の脱退は大きな痛手だった。
<ハロプロ研修生に新沼希空加入>
きそちゃんは私が一番推している女の子。いつ彼女を知ったかは定かではないが、研修生時代に段原瑠々ちゃんと大浦央菜ちゃんとグラビアをやっていたのは覚えている。彼女は、私が今まで見てきたアイドルの中で一番心つかまれた存在。でも、どこが好きなのかって考えるとよくわからない。全部好き。「本能が惹かれる存在」と言うのがしっくりきている。
<推し増し>
- 宮本佳林
- 新沼希空
2014年
<Juice=Juice宮本佳林ファースト写真集発売>
初めて行った握手会が、かりんちゃんの写真集発売記念イベントだった。ハロプロ以外も含め、本当に人生初体験。私の発した言葉に対して、かりんちゃんがかわいい声で答えてくれた記憶は今でも残っている。
<モーニング娘。12期加入>
研修生時代から好きだった牧野真莉愛ちゃんが加入。彼女のビジュアルとスタイルはハロプロトップクラスだと思う。芯があってぶれない性格にも憧れがある。
<つんく♂総合プロデューサー卒業>
つんくの卒業はショックだった*3。だってつんくの曲を歌うハロメンが好きだったから。その後、「produced by つんく♂」の文字は消え、つんく曲は減り、私の好きだったハロプロが変化していった。でも、これまでの曲と思い出に支えられ、今日まで応援している。
<スマイレージ3期メンバー加入>
3期メンが加入。割とすぐに相川茉穂ちゃんを好きになったと思う。あのかわいらしい笑顔と、ちょっとポンコツなスキルと、抜群のファッションセンス、そして独特の思考回路がとにかく好き。彼女になりたいという憧れと、彼女を見守りたいという親目線の2つが同時に存在している。
<カントリー・ガールズ結成>
カントリーガールズ結成。またももちの活躍を見れることに喜ぶ。そして、彗星のごとく現れたうたちゃん。うたちゃんフィーバーは、それはそれはすごい風速だった。当時、ひなフェス(だったかな?)に行って、その盛り上がりを生で体感できたのは良い思い出。そんななか私は山木さんのお姉さま感にやられる。美人顔なのに低身長なギャップがかわいい。
<推し増し>
- 牧野真莉愛
- 相川茉穂
- 山木梨沙
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2015年
<こぶしファクトリー結成>
きそちゃんの他にも注目していた研修生がいた。それは、小川麗奈ちゃん。美人でふんわり癒し系なビジュアルが完全にタイプだった。そんなれなし*4がグループに選ばれたことで、おのずとこぶしの活動にも注目するようになる。
<つばきファクトリー結成>
推しであるきそちゃんが選ばれてとてもうれしかった。そこからしばらくは6人だったつばき。頼りないという評価もあったようだが、私はこの時代がとても好き。『青春まんまんなか!』や『独り占め』など、この6人だからこそのじめじめした雰囲気がハロプロっぽくてよかった。
<ハロプロ研修生に金津美月加入>
このころ在籍していた研修生のなかでは金津美月ちゃんに注目していた。私はちょっと不思議な雰囲気の子に弱い。彼女はスキルが特別高いわけではないけど、人を引き付ける魅力のある子。私は天性の才能というか、自分を作ってないのに物語になる人間がとてもうらやましいんだと思う。
<モーニング娘。鞘師里保卒業>
卒業がアナウンスされた時は、正直やっぱりかという感じだった。遠くから見ていてもとてもつらそうだったから。彼女が一時代を築き上げたメンバーであることは間違いないし、モー娘。に入ってくれたことにとても感謝している。りほりほがいなかったら生まれなかった名曲もあるだろうと本気で思う。ちなみに彼女が参加している曲で一番好きなのは『愛の軍団』。ライブで聴くと「わいのぐんだん」のところで、つんくが作り上げてきたハロプロの歴史や、努力を重ねてキラキラ輝くメンバーの姿に思いをはせて、涙が出てくる。
<推し増し>
- 小川麗奈
- 金津美月
2016年
<アンジュルム田村芽衣実卒業>
めいめい卒業。彼女のパフォーマンスはハロプロにおいて抜きんでていた。特に『七転び八起き』が印象に残っている。
2017年
<こぶしファクトリー卒業・脱退>
2016年はすごく順調だったこぶし。しかし、2017年になると、メンバーの卒業・脱退が相次ぐ。この時のやるせない気持ちは今でも覚えている。私は特に、推しであるれなしの卒業がきつかった。いけないと思いつつも、卒業後の動向を追っては落ち込んでいた。
ほとんどの子にとって、アイドルは一生の仕事ではないと思う*5。その先の人生を豊かにするためには、アイドルであると同時に1人の人間としての学びが大切だし、後悔のない決断をするにはいろいろな経験や知識が必要だなと、そんなことを考える出来事だった。そのための学びの機会がアイドル活動の犠牲になって欲しくない。そう考えると、『AI・DOLプロジェクト』なんかも、世間を知るという意味では良い機会なんじゃないかと思っている。とにかくハロメン(だった人たちも含め)全員が幸せで、自分が満足できる人生を送ってくれることを願っている。
<カントリー・ガールズ兼任制度開始>
今までハロプロを見てきて、納得できない出来事もあったと思う。そのなかでも兼任制度についてはかなり疑問を抱いた。こちら側からは、アイドルが本心で言っているのかは確かめようがないし、信じるしかない。でもこれに関しては本当か?と疑ってしまったし、残った2人を不憫に思ってしまった。このあたりから、私の好きなハロプロではなくなっていると感じるようになる。
<アンジュルム相川茉穂卒業>
あいあい卒業で打ちひしがれる。結局1度も会いに行くことなく卒業になってしまった。これまでの私は、たまにハロコンに行くぐらいのほぼ在宅だったのだが、このころから好きな人には会いに行かなくちゃだめだと思い始める。
2018年
<Juice=Juiceに稲場愛香加入>
謎な人事だった。古巣のカントリー・ガールズの現状を考えると「こんなのありなの?」」と複雑な気持ちになった。でも、きっとその気持ちの半分くらいは、世渡り上手に見えるまなかんに私が勝手にコンプレックスをこじらせて怒ってただけだと思う。まなかんにもいろいろ苦労や葛藤があったんだろうし、今はJuice=Juiceで大活躍していてなにより。
2019年
<つばきファクトリー『三回目のデート神話/ふわり、恋時計』発売>
つばきのリリイベに初めて行った*6。就職して落ちつき、また現場にも行くようになったころ。そのあとのメジャーデビュー2周年ライブにも足を運んだ。
<アンジュルム和田彩花卒業>
初代リーダーの卒業で、アンジュルムとしてもここで一区切りついた感じがする。卒業してからもアイドルとして活動して後輩の道を切り開いている感じがとてもかっこいい。ハロヲタが理想とするアイドル像から外れていってるのかもしれないが、私は今のあやちょが大好きだ。
<モーニング娘。15期メンバー加入>
新メンバーの中では、特に山崎愛生ちゃんに期待している。研修生時代は注目していなかったが、加入後にかわいい笑顔と歌声にやられた。めいちゃんを拝みに、モー娘。のライブに行こうかなと考えている。
<BEYOOOOONDSメジャーデビュー>
結成されたころは、あまり興味が持てなかった。でも、2019年1月のハロコンで『アツイ!』のパフォーマンスを見ていると、1人気になる子がいた。赤い衣装でキレキレのダンスを踊り、遠目からでも美少女オーラが漂う女の子。それが里吉うたのちゃんとの(一方的な)出会いだった。コンサートの後すぐに彼女のことを調べ、そこからビヨーンズにも興味が出てきた。今は彼女の他に、抜群のビジュアルの江口沙耶ちゃん、THE・アイドルの岡村美波ちゃんに注目している。
<つばきファクトリー新沼希空20歳になる>
初めて参加したバースデーイベント。20歳という節目を一緒に祝うため、少し前にファンクラブに加入した。初めて行った感想は、パフォーマンスの時間が思ったり少ない、というもの。私はアイドルのパーソナルな部分より、パフォーマンスに重きを置いているので、ちょっと物足りなかった。でも、きそちゃんの甘い歌声をソロで楽しめたので良い時間だった。
<推し増し>
- 山崎愛生
- 里吉うたの
2020年
<アンジュルム太田遥香活動休止>
衝撃だった。ここ最近で一番の事件。私の知ってるハロプロからどんどんずれていっている気がして悲しい気持ちになった。悪い意味でどんどん身近な存在になっているというか。もちろん彼女の自覚のなさも一因だと思うが、まだ若い子たちに対してどうやってプロ意識を持つことを促すかとか、心細い気持ちにどう寄り添ってあげるかとか、周りのサポート体制にも課題がある気がする。自分がこのくらいの年齢だった時を考えると、ほんとに子供だったし、善悪の区別があいまいだったり、流されやすかったなあと思うし。
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推しの傾向を分析してみる
ここまで推しを好きになったきっかけを書いてきた。改めて振り返ってみると、私は10人の女の子を好きになってきたようだ。彼女たちに惹かれた理由を考えてみると、自分が人を好きになる(応援したいと思う)場合に、4つの傾向があることがわかった。
<本能が惹きつけられる>
→新沼希空
このタイプはただ一人、きそちゃんだけ。うまく説明できないけれど、なんか惹かれてしまう存在。こんなふうに理由のない好きが、一番強いし持続力があると思う。
<ビジュアルやスキルが好き>
→牧野真莉愛、山木梨沙、山崎愛生、里吉うたの
これは単純。顔がタイプだったり、歌などのスキルに惚れこむ場合。まりあちゃん、山木さん、うたのちゃんはビジュアルがタイプで、めいちゃんは歌声に惚れこんだ。
ビジュアルについてだが、私は自分と方向性が似ている人を好きになる傾向がある*7。3人とも男顔のきりっとした感じに、少しかわいらしさが足された顔立ちなのが共通点だ。同性の場合は、自分が目指せるような人を好きになると何かで読んだことがある。
<自分のコンプレックスを代わりに昇華してくれる>
→生田衣梨奈、宮本佳林
えりぽんは、ぎこちない笑顔に惹かれて好きになった。私は笑顔がとても不自然で、それが結構コンプレックスだ。だから、アイドルという憧れのポジションにいながら、自分と同じコンプレックスを持っている(ように見えた)彼女に惹かれたのだと思う。
かりんちゃんは、スキルやビジュアルはもちろんのこと、繊細でどこか不器用な感じに惹かれた。それも自分自身がずっと生きづらくて、アイドルに癒しを求めてることでなんとか立っていられるような人間だからこそ、彼女に共感したのだと思う。私は昔から、自分と似たところがあるんだけど、自分よりも良い(ように見える)人生を歩んでいる人を見つけては、そこに救いを求めたりする癖がある。
<自分が持っていないものへの憧れ>
→嗣永桃子、相川茉穂、金津美月
この3人は、明らかに私が持っていない物を持っている。ももちの頭の回転の速さや、良い意味での我の強さは私にとって憧れ。そして、あいあいと金津ちゃんの周りに流されない自分だけの世界観があるところや、自然体でいるだけなのになぜか惹かれてしまうような存在感をうらやましく感じていた。
意志の強さや、誰にも影響されることのない自分の価値観。私はそういものが欲しいのだと思う。
...長々と書いてきた。
こうして整理してみると、その時々でいろいろな思い出があるし、時にはアイドルのあり方について真剣に考えていたこともあった。
私は自己分析など自分について考えることが大の苦手だ。だけど、ハロプロについて考えていると、その流れで自分のことを振り返れたりする。私にとって、ハロプロは自分の内面を映す鏡なのかもしれない、とふと思ったりした。
この先ハロプロがどんな風に進化していくのかはわからない。でも、10代の多感な時期を共に過ごしてきた曲とそれにまつわる思い出はずっと心に残っているはずだし、それがある限りたとえ惰性になっても応援し続けるんだろうなあと思っている。
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