『「繊細さん」の本』:HSPの私が日常で意識したいこと
先日、『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』を読みました。
この本を買ったのは約1年前。その少し前にHSPという言葉を知り、今までの生きづらさはもしかしたらHSPに起因しているのかも、と思うようになりました。
HSPとは、簡単に言うと「とても繊細な人」のこと。本書には、HSPの人が快適に過ごすための対処法について書いてあります。
以前はさらっと読むだけだったので、今回は紹介されている対処法について書き出してみることに。そのなかから日常で意識したいと思うものをまとめてみました。
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HSPとは
まずは「HSP」という言葉の説明から。
HSPとは、Highly Sensitive Personの略です。アメリカの心理学エイレン・アーロン博士が提唱したもので、博士の調査によって「生まれつき繊細な人」が5人に1人の割合で存在することが分かりました。
これらの人のことをHSPと呼びます。日本では、「敏感すぎる人」「とても敏感な人」などと訳されることも。
HSPの人の感じやすい性質は、今まで「まじめすぎる」「気にしすぎ」などと性格や環境によるものとされてきました。しかし、実はうまれもった気質であり、HSPと非HSPの人は脳の神経システムに違いがあるそうです。
日常で意識したいこと・対処法
HSPの人は周りの環境から様々なものを受け取ってしまい、一日の終わりには動けないくらい疲れてしまうことも。
『「繊細さん」の本』では、そんなHSPの人が快適に過ごしたり、その特性を生かしたりするにはどうすればいいのか対処法を紹介しています。
そのなかから特に覚えておきたいことを、「考え方の基本」「外からのストレスを防ぐ」「人間関係」「働き方」の4つに分類してまとめています。また、以前から意識していたことなども一緒に書いてみました。
考え方の基本
- ベストはさておき、とりあえずやってみる
- 「こうしたい」という本音をキャッチし、自分の本音を大切にする
外からのストレスを防ぐ
- 心を閉ざすと、自分にとっての幸せがわからなくなってしまうので、物理的にストレスを防ぐのがいい
この方法は、昔から自然とやっていました。以下、私が意識していること。
視覚:日差しが強い時はサングラス、部屋のものを減らす
聴覚:就寝時や映画館では耳栓をする
嗅覚:職場ではいい香りのハンドクリームをつける
味覚:食品添加物はなるべく避ける
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楽しい予定の後に「本当に何の予定もない休日」を入れて、ゆっくり休めるようにする
- 自分を鞭打つ声が聞こえてきたら、心をゆるめるサイン。疲れた自分を責めるのではなく、「疲れている今の状態」に目を向ける
人間関係
- 自分が当たり前に持つ感覚が、相手には「ない」ことを知る
- 表に出している自分に合う人が集まってくる(ので、本音を出すのが大切)
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相手の話を聞いていて疲れを感じたら、その人はテレビ画面の向こうの人だとイメージする。自分と相手の間にものを置いたり、体を離すのも有効
- 言葉ではっきり頼まれてから、アドバイスしたり手伝ったりする
働き方
- マルチタスクに焦ったときは、「ひとつひとつやっていこう」
- 優先順位をつけるのが苦手な場合は、重要なものを一つだけ選ぶ
- 「気づく」と「対応する」を分ける
- 「いいと思えること」を仕事にする
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「苦手を克服するがんばり」ではなく「得意を生かすがんばり」を
- 全力で逃げるなきゃいけないときもある
おわりに
本にはここで紹介した以外の対処法も書いてあるので、気になった方は是非読んでみてください~