『ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか』を読んで、人生の優生順位を考えた
こんにちは~~
先日、『ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか』という本を読みました。
日本で8年、ドイツで29年働く著者が、2つの国を比較しながら少ないお金でも精神的に豊かな生活を送るドイツ人について書いたもの。
読んでいくうちに、自分の人生で大切なものは何だろうと考えさせられました。本書で登場する「新しい通貨は自由時間」というキーワードとともに、自分の人生の優先順位を振り返ってみます。
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「新しい通貨は自由時間」
最近、ドイツの若者を中心に、「ドイツの新しい通貨は自由時間だ」という考え方が広まっているそうです。
お金よりもプライベートな時間のほうが大切。
仕事は残業せずに切り上げ、家族との時間や趣味に費やす時間を確保する。そのためには、月給が増えるより、休日が増えるほうがいい。このような考えが主流になりつつあるそうで。
自分の価値観と比べてみる
自分の価値観は、これに近いなと思いました。社会人になると、今までより自分の時間が少なくなるし、時には残業をしなくてはいけなかったり...そのときにふと、自分は何のために生きてるんだろう、と考えてしまうことがよくあって...
家に帰ってやりたいことがたくさんあるのに、そして自分の時間は有限なのに、どうして仕事ばかりに時間を費やしているんだろう。
こんなふうに考えていました(根本的に仕事が合ってなかったのもあるけど)。
今の私の優先順位が、時間 > お金 なのは明白なので、また仕事を始めるときはしっかり自分の時間を確保できるように考えないと、と思いました。
そうするためには、仕事との相性も大切だし、仕事の効率化も、自分の考え方・周囲への発信の仕方も、いろいろ考えることがありそう。
本書から学べること
この本でも、ドイツの労働環境や、みんなが長期休暇を取るためのマインドについて書いてあります。そのままそっくり真似するのは難しいけど、覚えておきたい話がたくさん。
それ以外にも、
- サービスへの期待値を下げて労働時間を減らす
- お金をかけずに暮らしを楽しむ
- リサイクルや環境問題を意識する
など、過剰な消費(モノも時間も)をせずに生活していくドイツ人の生き方を知ることができます。
個人的に、モノを過剰に消費するのは心と時間に余裕がないから、という話は胸に刺さりました。残業が続くと、消費(モノを買うのもそうだし食欲も)に走ってしまっていた自分を思い出したので...
読んだあとは、日々の暮らしにもう少し余裕を持ってみよう、消費ではない楽しみを見つけてみようと思える本。
気になった方はぜひ読んでみてください~~~