買い物は人との出会いでもある
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ドクターマーチン...
このブランドには数年来の憧れがあったが、なんとなくお店に入りずらくて今まで買わずにいた。しかし、最近買いたい欲が再熱してきた&たまたま店の前を通りかかったので、試し履きだけしてみようと初めて店のなかに足を踏み入れた。
...のはずだったが、店を出るときにはブーツが入ったショップバッグを持っていた。ずっと迷っていた割に、今回はあっさりと購入を決めることができたのだ。
その理由は、もちろん靴自体が良かったのもあるが、対応してくれた店員さんの存在が大きい。他のところではなく、この人から買いたいと思ったからだ。
その店員さんは、私の疑問や不安に対して知識に裏打ちされた改善策を提案してくれ、私のめんどくさい質問に対しても一つ一つ丁寧に答えてくれた*1。マーチンは私にとっては正直大きい買い物。ほかの店員さんだったら買おうか決めかねたかもしれない。
思えば、以前にも同じような経験がある。
ひとつは1年前くらいにブーツを買った時。その店員さんはとにかく知識量がすごくて、いろいろなことを教えてもらった。そのあと、機械で足を測定してもらったら、その店員さんの言った通りの結果が出て驚いた記憶がある*2。でも、無理に買わせようとすることもなく、高い買い物だからたくさん見てから決めたほうがいいよとアドバイスしてくれた*3。そして、買った後も「本当に良い買い物だと思う」と言って自信を持たせてくれて、なんかお母さんみたいな安心感のある人だった。
もうひとつは、ずっと前に行った靴屋の店員さんとの出会い。買おうか迷っていた靴に対して、それは足に合っていないとはっきり言ってくれて、そのあと靴の選び方を教えてくれた。結局そこで靴を買うことはなかったけれど、とても記憶に残っている。
偶然にも、今回出会った人も含め全員が靴屋の店員さんだった。靴は自分にあったものを選ぶのが難しいので、店員さんに相談することも多い。そのため記憶に残る出会いが多いのかもしれない。
買い物はただ物を買うだけじゃなくて、そういう人との出会いの場だったりもする。良い意味でも悪い意味でも印象に残っている出会いがあるものだ。その記憶が時々蘇ってきたり。
そのなかでも良い記憶として残っているのは、商品に関する知識が豊富で、いろんな疑問に寄り添ってくれる人から買った時。そんな人に接客してもらうと自然と買いたい気持ちになってくるし、良い物と出会える気がする。
私はそんなときに、もちろんその商品自体がほしい気持ちもあるが、彼らに対してありがとうの意味を込めて買いたくなってしまう。これは自分にとって満足感のある買い物になることが多い。
今日はそんな良い買い物ができた日だった。私は物自体もそうだけど、それと同じくらい買うまでの過程に価値を感じるのかもしれない。
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